怪人しゃべくりおばさん

筆者が働いている職場にはしゃべくりおばさんがいる。

朝から筆者が帰るまでの約7時間

怪人はその威力を猛烈に発揮する。


30数年前の湘南の海の話(湘南って行ったことない筆者)
ローラースケートがブームだった話(光源氏?)
あっしーくんの歴史(わ・わぁ〜〜本物だ!本当にいたんだ!)
合コンスキー:つまりゲレンデで恋した話
でぃすこぉうの話:うちらの感覚ではクラブぅ?


もう4カ月いるけど
同じ話を永遠しまくる怪人。

どんなにお客さんがいても
どんなにやらなきゃならないことがあっても

お昼休憩のとき以外は
常に筆者を射程圏内に入れて
思いつくままに
とちゅうせき込みながら(←怪人はものともしない)
何度も書類を置いたり持ち上げたりしながら
脈絡のない文章を
まるで高速ボイスレコーダーのごとく
しゃべくりまくるのだ。

むしろお客さんが怪人の話が終わるのを遠目でみている。
もうカスタマーサービス精神なんて関係ない。
怪人はしゃべくりたいのだ。
お客さんの気持ちよりも、しゃべくりたいのだ。

あの勢いはお客さんの購買意欲すらかき消す作用を持っている。
ごくたまに同じ種族のおばはんはものともせず切りこんでくるが。

たいていの男子はそんな勇気ない。
怪人からしてみたら、男子はすべて草食系男子なのだ。



正直、話を聞ける人間に筆者はなりたいと思う。
話を聞ける人間になることを常日頃も心がけている。

しかし・・・

つまらない話と同じ話を永遠聞き続けるのはさすがの筆者も心くじけそうになる。

いや、でも話を聞ける人になりたいし・・・
と毎回奮起して、怪人とガチで顔を合わせてはみるが・・・・


週2回が限界だ。


もっともっと強くならなければ。
例え明日も同じ話がやってこようとも・・・